2013/12/04

東京国立博物館 京都 洛中洛外図と障壁画の美

雨降っていた日に行ったのにスゴイ人でした。

これ、一時「洛中洛外図展」って言ってたはずなのに、いつのまにか「京都」ってタイトルが変わった気がするんですよね・・・( ..)φ
日本テレビの開局記念だったみたいです。

入ってすぐに、洛中洛外図の見どころを拡大表示しているプレゼンテーションがあって。
壁一面を4つ位に区切っていて「蛸薬師」「四条河原町」などに何が描かれているのかわかるようになっていて、「ほぅ・・・」となりました。
もちろん、洛中洛外図そのものが来ている訳なので、それを見ればいいのですが、元々細かく描かれているもので人がいっぱいいて覗き込むしかなくて、ちょこっと距離がある訳なので、この位大きく見る機会はないと思ったので、「これはアリだなぁ」と思いました。

良く見たら、オペラグラスみたいなのを持ってきている人もいたのであぁいうのがあると、屏風の見方としては楽しいのかもしれないなぁ、と思いつつ。
でも、どこに何が描かれているか分らないじゃない?ともおもったので、屏風の見方が分らなくても、作品の雰囲気が楽しめる仕組みとして「イイネ!」と思いました。

洛中洛外図って、右と左で方角が違って描かれているんですって。
だから、こっちをみると北だけど、こっちは南みたいな事が起こるので、これを知らないと混乱するかも。解説として展示されているので、それを押さえておくと解りやすいかも。

で、実物がどーんと展示してあって。
人が多くて面倒だったので、ざっと見て進んだら、半分終わりました(笑)

この展示会は、一つ一つが大きいので、作品リストもA4片面で終わるという大味っぷり。
一つ一つきちんと見たらそうでもないと思うんですが、やっぱり空いている時にみたいなぁとワガママな感想を持ちました。

もう一つの展示室では、竜安寺の石庭を延々と流す展示。
四季が解るので大勢の人が「ほぅ・・・」となっていました。

その後は、京都御所にある障壁画と、二条城のふすま達が。
京都御所に中国古代の賢人・聖人の図があるなんて知りませんでした。
きちんと学ぶと楽しそう。

二条城の方は、へーっと思いました。
お城に行っても、こんなに近くに見えないじゃない・・・やったね、と。
この間ニュースで、二条城の修復工事で葵の紋の上に菊の紋を貼り直してあるのが発見されましたよね。
ふすまの取っ手?の所にしっかりと葵の紋があるのを見つけて、シメシメと思いました(笑)

今回の展示で、近年では初めて揃うものもあったようです。
やっぱり、廃仏毀釈とかで美術品が散逸したのが原因との事で。今はメトロポリタン美術館(!)で展示されているものも来ていました。

日本の作品なのに、日本でみられないって少し不思議な気もしました。
以前見に行った展示でも、散逸されたものを集めたものもあったので、私が思っている以上に色々あるのかもしれない、と思いました。

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